STORY

第45話

「太陽に向って立て」

ザブングル、ジロン、戦闘メカ、ウォーカーマシン、ジロン・アモス、ウォーカー・ギャリア 「太陽に向って立て」
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ヨップから自分を連れ出してみせたジロンたちの行動力に、アーサーはシビリアンの力と知恵と才能を感じずにはいられなかった。彼は簡易カプセルとして用意されたドラム缶のなかで、惑星ゾラの来るべき支配者=シビリアンと行動をともにすることを決意する。本性を現したカシムの攻撃をかいくぐり、アーサーを連れてアイアンギアーに帰還するジロンたち。だが、外気に触れたアーサーは徐々に抵抗力を失いつつあった。
アーサーの願いにより「人類再生計画」の拠点だった不死の谷へと向かうジロンたち。そこにある人工衛星システムでイノセントの全ポイントに通信を送り、カシムの野望を白日の下に晒そうと言うのだ。半壊したイノセントの塔に入ったアーサー・ランクは、イノセントの長として、全ポイントに訴える。「イノセントの使命は終わった。すべてをシビリアンに渡すときが来たのだ。カシムを倒せ」と──。
その頃、アイアンギアーは、エルチの新母艦キャリング率いる連合艦隊と激しく交戦していた。ウォーカーマシンに変形して、戦いを優位に進めるアイアンギアー。キャリングを踏みつぶたどさくさに紛れて、ファットマンがついにエルチの救出に成功する。だが、イノセントの忠実な戦士として洗脳されたエルチに昔の面影はない。敵意をむき出しにしてわめき散らすエルチの姿に、ジロンは涙するのだった。

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