第46話
「アーサー様がんばる」
カシムとの決着をつけるべく、Vポイントを目指すアイアンギアー。その艦内には、救出されたエルチに昔の服を着せるビリンたちの姿があった。アーサーはメディックの診察を受けながら、活気にあふれるシビリアンたちの姿をうらやましがる。そして同時に、外気に触れ抵抗力が低下した自分の余命が短いことも悟っていた。
ジロンとカルダス一行は、イノセントの囮と気づかずに、ドランタイプを満載した輸送艦を襲撃する。だが、間一髪で爆薬の存在に気がつき、危機を脱した。その頃、アイアンギアーはホーラ率いるドラン部隊と交戦していた。ジロンたち主戦力がいないにも関わらず、アイアンギアーは大奮闘でホーラたちを寄せ付けない。それどころか、ビリンとマリアの共同作戦でドランタイプを2機奪取する大殊勲をあげる。そんな女性たちの姿にも、イノセントの目的が達成されたことを確信するアーサー。
そして、ホーラの罠を蹴散らしたアイアンギアーは、ついにカシムがいるVポイントへと突入した。アンドロイドを使って迎撃するビラム。だが、アーサーの機転でアンドロイドは撤退、カシムのもとへたどりつく。しかし、カシムはアーサーの主張を青臭い理想論と一蹴し、Vポイントから脱出してしまう。アーサーを気遣うジロンは、その身体をかついで、一目散にVポイントから脱出する。